不妊治療のすすめ
自然に近い状態での妊娠を基本としています。検査は必要最小限に、心身に負担をかけない優しくて、安心、安全な不妊治療を目指します。
【妊娠不妊治療の現状】
現在、日本の人口と出生率は右肩下がりで減少していますが、一人の女性が一生の間に産む子供の数は徐々に増加しています。
これは不妊治療の技術の向上と、それに伴う高年齢の女性の出産数の増加や、子供ができなければ不妊治療を受けるということが、一般的になってきたことなどによるものと考えられます。
中でも生殖補助医療(ART)である体外受精や顕微授精は現在では社会的理解を得られるようになり、保険適応でほとんどの治療を受けることができます。これらの治療方法で当院でも非常に多くの方が妊娠されています。
またフルタイムでお仕事をされている方でも、仕事と治療の両立は十分可能です。当院では気軽に通院できるようにサポート致しますのでご相談ください。
【情報に惑わされないために】
一般的になっている不妊治療ですが、患者さんによってはインターネット等の情報から必要な薬の服用や注射、検査を拒否されたり、治療のさらなるステップアップを拒んで前に進めなかったりすることがあります。インターネットの情報には有益な情報もあれば間違った情報もあります。これらを選別することは困難ですべてを信じることは危険です。治療にあたり、情報を収集しておくことは必要だと思いますが、不明なことは診察の際に聞いてください。また当院では無料の不妊セミナーを月一回開催していますので、こちらにご参加いただくか、より詳しく知りたい方はカウンセリングで時間をかけて説明しますのでぜひご利用ください。
【検査は最小限に、目指すは「自然に近い妊娠」】
一般の内科や外科の治療のように、不妊治療は改善していく状態が目に見えませんので不安になることも多いと思いますが、なぜ妊娠しないかを考えるよりも、どうすれば妊娠できるかを考えましょう。
不妊症は原因不明のことが多く、その原因を探すことに時間を費やすよりも、今出来ることに意欲を持って臨んでください。
当院では先ずは自然に妊娠できるようにアドバイスをしていき、それでも妊娠できない方にはステップアップをお勧めします、しかしながら「自然」ということにこだわりすぎて足踏みし、時間をかけすぎることは勿体ないことです。なぜなら女性は年齢を重ねることで、卵子は身体の中で日々減少と老化を続けているのですから。人工授精や体外受精・顕微授精でも着床は母親の体内で自然に行われます。生を受けること自体は自然以外のなにものでもないということです。「不妊治療=人工的」ではなく、「すべての妊娠=自然」だということです。
【待望の妊娠に向けて】
ご自分が「不妊症」であるということを認めるには大変勇気がいることだと思いますが、勇気を出して早めに受診してください。きっといいアドバイスができると思います。それは妊娠の成立を早めることにつながることでしょう。
子どもを授かりたいとお考えなら、ご相談だけでも構いません。一度ご来院ください。
私たち医療スタッフは、全力であなたの新しいご家族を作るサポートをしていきます。「生命に対する尊厳と、謙虚な気持ち」を忘れずに、皆さんの希望を叶えるお手伝いをさせていただきます。