子宮鏡検査 (Hysteroscopy)
子宮鏡検査とは、胃カメラのような内視鏡(ファイバースコープ)により、経腟的に子宮膣部・頸管から子宮腔内までを観察する検査です。子宮内膜が薄く、子宮内の観察がしやすい月経終了直後に行います。
適 応
- 不正子宮出血,過多月経
- 不妊症、不育症(習慣性流産)
- 子宮卵管造影に異常所見のある症例
- 子宮腔内病変(腫瘤性病変)子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫など
- 子宮腔癒着(Asherman’s syndrome)
- 子宮奇形
- 子宮内遺物(IUDなど)
正常子宮内膣


子宮内膜ポリープ


- 検査前の飲水,食事の制限は無く、およそ10分で終わりますので、麻酔は使いません。術後は感染の予防の目的で抗生剤を3日間内服します
- ポリープや内膜の異常を認めた場合、処置用子宮鏡下での検査や処置もしくは内膜掻把をします